ストレートパーマの種類のイロイロ
2018/03/28
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2018/03/28
前回は、パーマの種類についてお話ししましたが、今回はストレートパーマの種類や特徴についてのお話をしていこうと思います。
パーマ同様ストレートパーマにも種類がいくつかあります。
例としては、
従来のストレートパーマ
縮毛強制
低温ストレートパーマ
先ずは、従来のストレートパーマから。
従来のものは、お薬の反応でかけるストレートパーマになります。
一液で髪の毛を柔らかくし、二剤で固定させます。癖の強さにもよりますが、数ヶ月すると癖は、戻ってきます。
昔は、これしかなかったので、このシステムを使ってどれだけ癖を伸ばせるかをテーマに色々と試行錯誤していました。
ポイントとしては、一液を付けて髪の毛を柔らかした状態で、どれぐらい癖を伸ばせるのかでした。
一剤がついた状態で櫛でコーミングして引っ張ったり、ストレッチャーと言う金属製のプレス機で挟んで引っ張ったり。一剤を流した後にブローして癖を伸ばしたりと、ありとあらゆるてで癖を伸ばしていました。その結果、髪の毛表面のキューティクルを剥がしてしまい、傷みやすい施術になります。
少しネガティブなお話をしてしまいましたが、悪いことばかりでは無く、梅雨の時期などのみに、少しウネリが出たりボリュームが出たりする方にはとても有効な手段だと思います。
その程度の癖ならば、一切引っ張らなくても、いい感じにボリュームダウンさせて、艶のある仕上がりになります。
お次は、縮毛強制。
縮毛強制は、15年ぐらい前に一般的なメニューになった事を記憶しています。
その当時は、お薬の種類も少なく、擬似的な程真っ直ぐな仕上がりが多かったような気がします。
工程としては、一液で髪の毛を柔らかくした後、お薬を流しから乾かして、180℃に温めたストレートアイロンで伸ばしてから、二液で固定していきます。
基本的に、アイロンをした所はストレートが残る為、まさに形状記憶のストレートになります。
近年では、薬の進化や経験値による知識の蓄積、ストレートアイロンの技術向上により、ナチュラルなストレート感を実現できるようになりました。
縮毛の方以外にもウネリの強いくせ毛の方にとっては、無くてはならない技術なのではないでしょうか?
かける頻度としては、年2〜3回を推奨しています。
梅雨時期から逆算してかける時期を決めておくと年間通して、お手入れが楽になると思います。
縮毛強制の注意点としては、縮毛強制をした後は、普通のパーマは、かけない方が良いということ。縮毛強制は、高温を髪の毛に当てていくので、髪の毛自体の性質が変化しています。この事をタンパク変性(詳しくは、タンパク質の熱変性)と言います。
熱処理をしてかける縮毛強制は、お薬だけでかけるパーマとの相性が非常に悪いのです。
その為、パーマをかけるのであれば、熱処理を加えるデジタルパーマをかける事をオススメします。
続いては、低温のストレートパーマ
当店で扱いのあるものは、
お薬をつけた状態で、ストレートアイロンをかけていきます。その時の温度は、70〜100℃です。お薬を浸透させる様に軽くスルーさせ癖を伸ばしていきます。
極端に強いくせ毛は、得意ではありません。
また、縮毛強制をした髪の毛とも相性は良くありません。
しかし、それ以外の髪質であれば、本当に画期的な施術です。
ダメージは、ほぼありませんし、とても、自然なストレート感と柔らかくてツヤツヤな手触りになります。
また、お薬の中にトリートメントがたくさん入っているので、ドライな質感になりやすい方や硬くて乾燥毛な方には、特にオススメしたいです。
ストレートパーマは、毛髪診断がとても重要になる施術です。
過去の履歴を把握する事がとても大切ですし、その履歴により、出来ることと出来ないことがあります。
どの様なストレートを求めるかも大切ですが、何が出来て、何ができないかの見極めが最も大切だと思います。
定期的にストレートパーマをかける方は、特定の美容師さんに、履歴を把握してもらうことが綺麗になれる近道だとおもいます。
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